《魔法陣》法定調書・年末調整 令和４年改訂版の主な変更点は、以下の通りです。

 

【様式の変更点】　　

１．次の支払調書を追加しました。

• 非居住者等に支払われる不動産の使用料等の支払調書（同合計表）

 

２．下記帳票の令和５年分の様式に対応しました。

• 給与所得者の扶養控除等（異動）申告書
• 給与所得に対する源泉徴収簿

３．令和５年１月以降に市町村へ提出する「給与支払報告書（個人別明細書）」の提出枚数が１人１枚になったため、１人１枚ずつ印刷されるように印刷方法を変更しました。

 

４．源泉徴収票の「未成年者」及び「住宅借入金等特別控除区分」欄の記載方法の変更に対応しました。

• 「未成年者」欄

民法改正に伴い、○を記載する基準が20歳未満から18歳未満に変更されました。

• 「住宅借入金等特別控除区分」欄

住宅借入金等特別控除が「特例特別特例取得」に該当する場合に、区分欄に「(特特特)」を付けて記載することになりました。

 

【画面の変更点】　　

１．基本情報や受給者情報、支払調書などの「住所」欄の文字数を全角40文字（半角80文字）に増加しました。

２．社員情報の「並べ替え」に「入社年月日」を追加し、入社年月日順に並べ替えることができるように変更しました。

３．社員情報や受給者情報画面に、複数の社員や受給者を同時に削除するための「一括削除」ボタンを新設しました。また、任意の場所に社員や受給者を追加登録できるように「挿入」ボタンも新設しました。

※「挿入」ボタンをクリックすると、現在表示している社員や受給者の前に新しくデータが追加登録されます。

 

【計算の変更点】　　

１．年末調整の対象とならない場合には、給与所得の源泉徴収票に、前職分の支払金額や源泉徴収税額、社会保険料等を集計しないように変更しました。

※該当する社員がいる場合には、源泉徴収票の画面上に赤文字で注意メッセージが表示されます。

（参考）前職分を含まないこととした理由

• 源泉徴収票に前職分の金額が集計されていることで、前職分の金額に対して、住民税が重複して課税されてしまうケースが見受けられたため
• 前職分を含むと2,000万円超となる場合の「給与所得の源泉徴収票」の記載方法に対応するため

 

（参照）国税庁ホームページ
中途就職者で就職前の会社が支払った給与等を合計すると2,000万円を超える場合の源泉徴収票の記載方法

 

２．「退職所得の源泉徴収票」の「摘要」欄に、短期退職手当等に関する内容が自動転記されるように変更しました。

 

【印刷の変更点】　　

１．「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」への扶養親族の印刷に際し、所得金額の見積額が48万円を超える扶養親族は「控除対象扶養親族」欄 及び「16歳未満の扶養親族」欄へ印字しないように変更しました。

２．給与明細入力と月別入力の印刷プレビュー画面からしか出力することができなかった「給与明細入力一覧表」と「給料等・賞与等月別一覧表」を、白紙印刷からも印刷できるように改善しました。※複数月の一覧表をまとめて出力することが可能です。

３．翌年分の「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」に印刷するか否かを、扶養親族ごとに選択できるように変更しました。

【印字設定】扶養控除等申告書の年分にて「基本情報の年分＋１」を選択している場合には、この欄の選択内容に応じて、扶養控除等申告書への印刷が行われます。

▼「扶養控除等申告書への印刷」欄の選択内容に応じ、下記のように印刷が行われます。

 

 

【機能面の変更点】　　

１．データ繰越を行った際に、給与明細入力や月別入力の１月分（又は２月分）の画面に、前年12月分の給与データをコピーできるように改善しました。

※これまでは前年の給与データを引き継ぐことができなかったため、１月分（又は２月分）には再入力が必要でした。

２．国税庁の「令和４年分 年調ソフト」から出力された控除申告書データの取込に対応しました。

３．テキストデータの出力対象に「年末調整一覧表」を追加しました。

４．社員情報や給与・賞与データをテキストデータから取り込む際に、「氏名」の一致のみでもデータを取り込めるように仕組みを改善しました。

※従来は、「社員No.」と「氏名」がともに一致していなければデータの取込ができませんでした。