ご入力にあたり、一括償却資産としての科目設定が必要です。
[資産入力]-[一括償却資産]画面を開きます。
一括償却資産は取得した期別(当期、前期、前々期、3期前、4期前、5期前)に入力していきます。
現在入力している事業年度のデータで、”当期”に一括償却資産として扱うものは“当期”タブで入力します。
また、今の事業年度データからみて、“前期”に一括償却資産として扱うものは、“前期”タブをクリックして入力します。
なお、入力した内容は「データ繰越」操作をすれば、翌事業年度データに引き継がれます(注:下記、ご留意)。
1.「期別の内訳」で入力を行う事業所(あるいは部門)を選択して下さい。
選択行に▶の印がつきます。
2.「一括された資産の明細」で取得価額等を入力します。
3.「期別の内訳」に「一括された資産の明細」の取得価額合計額を転記・計算を行います。
《魔法陣》減価償却を初めてお使いになる方へ
前期以前の一括償却資産をご登録する場合、
前期、前々期、3期前、4期前、5期前タブについては「期首簿価」の手入力が必要となります。
自動的に「期首簿価」を計算をしませんので、ご注意ください。
4.「期別の内訳」の内容を集計した結果が、期別に自動的に別表十六(八)に反映されます。
ご留意
1.「データ繰越」と入力内容の関係について
一括償却資産は1事業年度データあたり、当期を含め“6期分”内容を保持します。
「データ繰越」による事業年度の「繰越後データ」のタブの内容は、下記のとおり
置き換わります。
特に「繰越前データ」の“5期前”タブの内容は、「繰越後データ」には残りません。
「データ繰越」前のデータ | 「データ繰越」 後のデータ |
“当期”タブ | “前期”タブ |
“前期”タブ | “前々期”タブ |
“前々期”タブ | ”3期前”タブ |
”3期前”タブ | ”4期前”タブ |
”4期前”タブ | ”5期前”タブ |
”5期前”タブ | 内容を消去します |
2.経理方法「3年償却」の計算方法と3年目の端数調整について
「3年償却」の計算方法(事業年度の月数が12か月の場合)
・損金算入限度額の計算式は、「取得価額の合計金額 × 事業年度の月数(12か月)/36」です。
事業者情報の「決算区分」が“中間”であっても、上述の計算式の事業年度の月数は、事業年度の月数12か月となります。
・たとえば、一括償却資産の「当期」取得価額合計が「2,000,000」であれば、損金算入限度額は以下のとおりです。
2,000,000 × 12/36 = 666,666.666・・・ ≒ 666,666(端数切捨て)
「3年償却」の3年目の端数調整
3年目の損金算入限度額について、自動で端数調整を行いません。
お手数ではございますが、「期別の内訳」の損金算入限度額(水色欄)を「上書き」してください。
(「上書き」とは、ファンクションキーF9を押下することにより、お好きな金額を入力することができる機能)